*姫林檎日記-細腕出張スペシャル*
こんにちは、『ポエムまんが』でポエムとまんがを書いている純です。店長日記『細腕奮戦記』を代行します。
この『細腕奮戦記』というコンテンツは、オリジナルブック書店・絵本工房の店長日記として出発していて、店長は、玲子だ。その店長日記に私が横からあれこれ書いたりすると、みなさんを困惑させるだけだとはわかっているのですが、さまざまな理由により、こういうことになってしまいました。
(;^-^ゞ

山之内重美さんが絵本工房にいっらっしゃいました

少々前の話になりますが、山之内重美さんが我が家に遊びにいらっしゃいました。
山之内重美さんは、歌手兼、俳優兼、ロシア文化研究家という多芸に秀でた才女であられます。

著作のロシア愛唱歌歌集を手にポーズの山之内重美さま。

そのようなかたが、どういうわけで我が家に遊びに来るかというと、私の弟の航志とテレビで共演したのが縁で、ずっとお付き合いをさせていただいているというわけなのであります。
ん? テレビ共演?
そうです、航志は一時期、テレビ子役などという仕事をしておったこともあるのです。
山之内重美さんは、航志の担任の先生役という役柄で共演させていただきました。
俳優としての山之内さんと知りあったわけですが、山之内さんにはロシア文化研究家というお顔もございまして、純とはロシア映画やロシアアニメの話で盛り上がりました。
ユーリ=ノルシュテイン短編アニメ観賞会を突如開講。
『話の話』のバックで流れているタンゴ『疲れた太陽』は、スターリンの血の粛清のころに流行した曲で、ロシア人にとってこの曲はスターリンの恐怖政治とその後のナチスドイツ侵攻をいやおうなく連想させるのだ、というような話は、やっぱり事情を知らない私にはわかりえなかった裏事情でありました。
『話の話』のなかでこの曲が流れるシーンは、胸と締めつけるような悲しみにあふれているんだけれど、そういうわけだったのね。
納得。
その他、タルコフスキーやロシアの歌の話で盛り上がって、一泊二日の楽しいひとときでした。
そーそー。山之内さんは、近々ロシア語の歌唱集を出版なさるご予定の様子でした。
ロシア語フォントの入力について苦労しているとのことでした。
山之内さんはWIN機で、印刷所は大抵Macだから、互換性で色々気をもむんですよね〜。
うまくいったかな、と、ちょっと心配をしております。

左から、玲子、山之内重美さま、航志の三人。Macのデスクトップ画面をバックに記念撮影。




2003年8月31日  溝江純


玲子のプロフィール

溝江玲子 山羊座で12月27日と暮れも押し詰まった大変忙しい時期に生まれました。
昭和12年、旧満州国奉天に生まれて、上海に育ち、終戦後に大連から引き揚げてきました。もう、戦争はこりごりです。
職業はと聞かれると、答えがいく通りもでてきます。一番格好よく答えると、作家かな。それから、7年前立ち上げた遊絲社(ゆうししゃ)という出版社の代表です。
趣味は読書とお絵描き、素材のページのキャラクターの原画も描いています。
へこんだときに呟く言葉は「人間 万事 塞翁が馬」。これで、幾多の試練を乗りきってきたのです。

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