ぼくがきみの口紅を食べるようになった



ぼくがきみの口紅を食べるようになった
このところ
それはきみが普段味わっている
奇妙な風味
だね
だけどぼくにはあるのだろうか
輝いてる
きみのための?

とけてゆく温かさと
長くて深い舌ざわり
最近それだけを
急速に知りつつあるのに






2003年9月18日

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