別天地の早朝から夢中でこの世を見まわしている小鳥のように微笑ましく 嬉しいままに囀っていてよ まあるい空の下 恋人にほおずりしたい気持ちをしばし抑えてさ 重さのない木の葉のごとく すっかりくつろいぎ 震えていた 手の中で…… 博識なあなた 小鳥を抱擁した者だけが 残らずこころえる こたえは確かに知っているハズなのだが それでもすべてに驚け 2003年1月5日