高い城

やっほい、
あなたと出会って以来
あなたを見上げつづける
沈黙する酒樽の中身みたいに
高い城から
低い窓へと
流れてはあふれる
やっほほい、と
ここち良く
あの風がある
いいかげん首が痛くなってきそうなものだよね
ねえ……
ヴィータ?





2001年3月20日

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