*姫林檎日記-細腕出張スペシャル*

高山先生、おめでとうございます!

「絵本工房」代表・玲子になりかわって、せっせと社長日記を書いている純です。
「細腕奮戦記」というタイトルを、社長という肩書きともども、もぎりとってやろうとたくらんでいる今日このごろであります。
さて。
昨日、と言ってもつい数時間前のことでありますが、兵庫県は尼崎総合文化センターというところの「玉翔の間」なるホールに行ってきました。
尼崎総合文化センターなどという立派な場所に、一体何の用があるのか?
実は、『すべての子どもに絵本の読み聞かせを -日和佐「文学と絵本」研究所10周年記念のつどい-』という長い長いタイトルの集まりに、出席いたしてきたのです。
そしてこのつどいは、高山智津子先生の絵本の講演4000回をお祝いする集まりだったのであります。
4000回!
私のタイプミスじゃありません。ハッキリくっきり4000回なのであります。
1年間に200回講演をこなしたとして、ええと、20年かかるんですよ。4000回。
これはもう偉業と言ってもいい数字であります。
玲子・私・そして弟の三人は、ひとこと、「おめでとうございます」と言いたくて、そろって、参加をばさせていただきました。

ミニホールというお知らせの「玉翔の間」。ミニどころか、ムチャクチャ大きいでんがな。

さて、参加したものの、お祝いの会にお集まりになった作家さん、絵描きさん、出版社さんの質量のものすごさに、受付で絶句する私。
身体は大きいのですが、気は小さいものですから、ぱふのお友だち、絵本大学のお友だちを見つけて、ぐいっと気を注入してもらいました。いや、もう、受付に背を向けて、帰ろうか、思いましたもん。
でも、私が口にすることではないとわかりつつ言うのですが、高山智津子先生は、多くのかたたちに愛されてらっしゃるのだ、という事実を、再確認いたした次第です。
感慨無量。って、私が感慨にひたってどうするのでしょうか。
でも、会のプログラムの進行していく時間そのものが、愛にあふれていたのであります。

4000回の文字。私のタイプミスではないのですぞ。

これはやっぱり、高山先生のお人柄が、このような人間関係、このような素敵な空気をお作りになっているというのが、結論だと思うのです。
う〜ん、ここまで書いてきて、ふと手が止まりました。先生のお話を一度も聞いたことのないかたは、この文章ではなかなか納得いただけないかもしれませんね。
このような、このような、と、会に参加していないかたにはサッパリな物言いで、ごめんなさい。
でも、お人柄というのを文章にするのは、私にはなかなか難しい。具体的なエピソードの数々を挙げていけば、かならずや得心していただけるはずなのですが、それは、先生の講演会で、先生の語りに直接耳を傾けるのが、いちばんですからね。
高山智津子先生の講演会に、レッツ、ゴーだ(笑)。

ケーキが出てきましたよ。ケーキ、ケーキ、ケーキ! おいしかったんだこれが。写真に撮っておこう。

デジカメ持参でいろいろ写真も撮っておりますが、合計枚数103枚(!)のうち、ほとんどが手ぶれ、ぴんぼけ、はてはキャップの開け忘れのまっくらけで、膨大な損害を吐きだしました。
(;^_^ A
かろうじて生き残った写真の中から、了解のとれているものをアップして、少しでも雰囲気を掴んでいただきたく思います。

中央左・高山先生と中央・鳥越信先生と中央右・宮川ひろ先生を囲んで、はいチーズ。
男子トイレの前で鳥越先生を囲む美女のみなさまです。
とよたかずひこ先生を囲んで。とよた先生の左腕をさりげなく取る玲子に注目せよ。
高山先生を囲んで2。……純君いいこと教えちゃろう、暗いバックで写真撮ると、髪の毛が消えちゃうから、やめましょね。あと、フラッシュはうまく焚かないと眼鏡が光るよ。

この写真がデキのいいほうだとすると、ひどいのはどんなだ……。
みなさま、すみませんでした。
そして。
高山智津子先生。本当におめでとうございました。
新刊『絵本でふくらむ子どもの心』の原稿製作のお手伝いを、ほんのちょぴっとだけ、させていただたいた私です。
その『絵本でふくらむ子どもの心』も、2刷りが間近とのこと。
うぬぼれかもしれませんが、私がなにか先生のお力になれたような、そんな気もして、
勝手に嬉しがっております。
次回の、5000回の集いも、楽しみにしておりますので、お体に気をつけながら、いつまでもお元気で、絵本と子育てのお話を広め続けてくださいまし。

*いいわけ*
舞い上がった私(なぜおまえが?)は、何年かぶりにアルコール飲料など摂取いたしまして、ただいまハラホラヒレヒレ状態です。なので、表現等に問題が散見しているやもしれませんが、そういうときは見て見ぬふりをしてくださいまし。
どうせ、玲子の日記だから、あとは、知〜らね。
(;^-^ゞ
以上、『すべての子どもに絵本の読み聞かせを -日和佐「文学と絵本」研究所10周年記念のつどい-』速報ニュースでした。

 



2004年5月16日  溝江純


玲子のプロフィール

溝江玲子 山羊座で12月27日と暮れも押し詰まった大変忙しい時期に生まれました。
昭和12年、旧満州国奉天に生まれて、上海に育ち、終戦後に大連から引き揚げてきました。もう、戦争はこりごりです。
職業はと聞かれると、答えがいく通りもでてきます。一番格好よく答えると、作家かな。それから、7年前立ち上げた遊絲社(ゆうししゃ)という出版社の代表です。
趣味は読書とお絵描き、素材のページのキャラクターの原画も描いています。
へこんだときに呟く言葉は「人間 万事 塞翁が馬」。これで、幾多の試練を乗りきってきたのです。

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