*姫林檎日記-細腕出張スペシャル*
玲子が忙しがるのはいつものことですが、最近、ほんとうに忙しいみたい。ですので、この日記も更新がとどこおりがち。
しかし、ウエブサイト運営のキモはいちもにも更新ということで、ここはワタクシ純がちょぴっとだけおしゃべりをばします。


玲子、エッセイのネタに悩む

とにかく玲子は一日中もだえるひとで、
「エッセイのネタがない! ネタがない!」
「時間がない、時間がない!」
と右往左往して吠えまくります。
正直言って、同じ屋根の下、うるさくてしかたがないです(笑)。
たまに静かになったと思うと、それはそれで不気味で、気になってしまいます。
そお〜と玲子の部屋をのぞくと、玲子さんは、韓国でお友だちになった向こうの女子高生とメールのやり取りに励んでいたりします(笑)。
60歳後半の日本の女性(おば○ちゃん、と書いたら半殺しにされる)と、韓国の女子高生の、言葉と国境を越えた友情。
「韓国の文字セットが不調で文字化けした〜!」
などと騒いでいる玲子さんの背中を眺めながら、つくづく、エッセイのネタはあなたの日常の中にゴロゴロころがっているじゃない、と思うんですよね。
でも、玲子さんはまるきりの天然だから、自分のことがわかってないんですよね。
水島新司センセの傑作野球漫画ドカベンの

岩鬼

に似ているんですよね、玲子さん。
(^_^;)

「岩鬼火山ばくはつ!」
とか叫ぶところが、実によく似ている(笑)。
ポジティブというか、自分の都合のいいふうにしか考えないというか。
(^_^;)
でも、言葉もまったく話せないのに、その国の若い子とお友だちになってしまう玲子さんは、素晴らしいなあと思います。
オープンマインドなんですよね。
なんも考えてないだけのような気もしますが(笑)。
私は猛烈に人見知りをするタイプなので、玲子さんの岩鬼気質がちょっとうらやましかったりもします。
ともかく。
玲子さんと、韓国の高校生の娘さんが、どのようなお話をくりひろげているのかは、私は知りませんけれど、
「“先生”なんて言われちゃった! でも、私の場合は、先生と言われるほどの馬鹿はなし、かなあ」
などとまんざらではなさそうで、よかったなというか、実に幸せなひとだというか。
ちなみに、女子高生さんは日本語がものすごく上手なのだそうです。
かたやうちの玲子は、NHKのラジオハングル講座で語学のお勉強中です。
「シルミ・ド。シルミ・ド」
と映画のタイトルを連呼しております。
「シルミド」で、どうやって会話するつもりなのでしょうか?
エッセイ10本は書けそうに思うけれどな……。

おまけ
玲子のデジカメ画像から……。
なにやってるんですかね、これ……。(^_^;)


2006年4月23日  溝江純


玲子のプロフィール

溝江玲子 山羊座で12月27日と暮れも押し詰まった大変忙しい時期に生まれました。
昭和12年、旧満州国奉天に生まれて、上海に育ち、終戦後に大連から引き揚げてきました。もう、戦争はこりごりです。
職業はと聞かれると、答えがいく通りもでてきます。一番格好よく答えると、作家かな。それから、7年前立ち上げた遊絲社(ゆうししゃ)という出版社の代表です。
趣味は読書とお絵描き、素材のページのキャラクターの原画も描いています。
へこんだときに呟く言葉は「人間 万事 塞翁が馬」。これで、幾多の試練を乗りきってきたのです。

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