赤くなっているところをあなたのお子さまのお名前にあてはめてください。 主人公はさとるくんで説明しています。 また、女の子はあすか、お誕生日は5月27日で説明しています。 (実際の本は黒い文字で印刷されます) |
「おかあさん、ハト時計、 かってきてくれるかな」 きょうは、5月27日、 さとるくんのたんじょうびです。 さとるくんは、おかあさんに、 ハト時計を おねだりしていたのです。 おかあさんが かえってきました。 「はい、プレゼントよ」 「やっぱり ハト時計だ。 おかあさん、ありがとう」 |
キリキリと ねじをまいて、 さとるくんの おへやのかべに かけました。 ぽっぽー ぽっぽー 小さな白いハトが とびだしてきました。 |
(4〜5ページのあらすじ) |
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その夜。 ねむっているさとるくんをよぶ声がします。 すきとおった羽をもった小さな女の子。 ようせいの国の王女さまです…… |
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王女さまの目に なみだが うかびました。 「わたしは、あすか王女という名前です。 わるいまじょに まほうで、ハト時計に とじこめられているのです。 よなか、少しのあいだ、 じぶんのすがたになることが できるだけなんです」 「どうしたら そのまほうが とけるの?」 「きょうは、わたしのたんじょうびなのです。 おなじ たんじょうびの にんげんの子どもしか、 わたしにかけられた まほうをとくことは できないのです」 |
「ぼくのたんじょうびは 5月27日なんだよ。 じゃあ、きみは、ぼくと おなじ たんじょうびなんだね!」 「どうか ようせいの国へ きてください。 そして ちからを かしてください」 |
(8〜11ページのあらすじ) |
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ようせいの王女さまの話によると、こうです。 まじょが、ようせいの王女さまのたんじょうびに ケーキをもってきました。 そして、けらいたちをろうそくにかえて 火をつけたのです。 そのろうそくを、いっぺんに吹きけせない王女さまは、 まじょに、ハト時計のハトにされてしまったというわけです…… |
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「わたしは、いっしょうけんめい 吹きけそうと しましたが、できません。とても大きなケーキで、ろうそくも それはたくさんだったのですもの」 王女さまは、なみだを ぽろぽろ こぼしました。 「まほうを とくには、まじょが もっている ケーキのろうそくを ぜんぶ いっぺんに 吹きけさなくては ならないのです」 「ぼくが、吹きけしたら いいのかい」 王女さまは うなずきました。 |
さてさて、どうなっていくのでしょう。つづきは買ってからのお楽しみにね!! |