*姫林檎日記-細腕出張スペシャル*
買ったばかりのデジカメ画像などを使って、純の『絵本』大学(!?)での勉強ぶりをスペシャルでお届けいたします。やんや、やんや、パフパフパフ!!(*^▽^*)

たどりにくいリンクを少しでも改善するため、絵本大学エピソードシリーズをまとめてみました。

エピーソード(1) / (2) / (3) / (4-1) / (4-2) / (5) / (6) / (7) / (8)


絵本工房in絵本大学inぱふ エピソード4-1

2002年4月から絵本のお勉強をするために、京都宇治にある絵本とヨーロッパの木のおもちゃの店“KID'Sいわき ぱふ”さんに通っていた純。高山智津子先生の絵本の講義を受けていたのであります。
生徒として幸せな学生生活を満喫していた純でしたが、何のかんのと事の成りゆきが様々ありまして、卒業式の記念に『絵本大学』の卒業論文集を作ることになったのであります。
受講者の皆様から、論文、感想文、コラム記事のアンケート記入などをお願いし、文集として作ろうではないか、と、そういう話なのであります。
じゃあ、誰が作るんだという話になりまして、一応まがりなりにも出版社を名乗っている、私ども遊絲社に白羽の矢が立ったのであります。
学生気分の幸せは長くは続かなかった……いや違う。
*バックミュージックに、バンバンの『いちご白書をもう一度』を聴きながら以下をお読みください。
私どもも、腐っても出版社。レーザープリンターで刷ってホッチキスというようなものでお茶を濁したりしたくはないじゃないですか。
ちゃんと本の体裁になっているものを作るということで、ひたすら頑張りました。
高山先生にも喜んで寄稿していただき、表紙はとよたかずひこ先生のカラー絵と、企画はドンドンおおごとに。
(;^-^ゞ
そしてなによりも、予想をはるかに超える受講者の皆様の熱い(そして厚い (;^_^ A )原稿量に仰天。嬉しい悲鳴とはまさにこのこと。
絵本大学秘書であるぱふのT.Mさんのお力を借り、同じ受講者のA.Mさんのお力も借り、最後の最後は完徹作業でやり遂げました。
(;^-^ゞ

エプロン持参で戦闘態勢のT.Mさん。『マイホームみらの』ちゃんみたいだ。
(;^-^ゞ

みっともないながら言い訳など口にさせていただくと、ほんと、原稿募集の終了から納品まで、日がチビッとしかなくて、何度もケツ割るかと観念しました。
(;゚;Д;゚;)だめだ〜
そうならなかったのは、T.Mさん、A.Mさんの鬼気迫る、もとい、華麗で辛抱強くて正確な働きぶりがあったからであります。
お返しは何もできませんが、せめて、心からのお礼を述べさせていただきます。
ホントに、ホントに、ありがとうございました!
(*^▽^*)
ということで、T.Mさんが来てくれた二日間、A.Mさんが来てくれた最後の一日を、画像で振り返ってみませう。
まずは、T.Mさんの二日間編です。

玲子とT.Mさん。この頃はまだ余裕があった。

玲子とT.Mさん2。初日は笑っていたりもしていたのだ。

これまた泣き言になりますが、今回の仕事は文集の性質上、作者校正システムを導入できなかったのが痛かった。
本来なら、一度作ったゲラ刷り(見本)を原稿を書いていただいた本人さんに確認していただくのが一番なのですが、それを電話でやったものだからモー大変。

T.Mさん、もくもくとゲラの添削。

T.Mさん、計算機なども出してきて「う〜ん」

T.Mさん、全身図。ものすごい集中力でずっとこの姿勢のままだ。

画像で見ると、まだ和やかに見える。
しかし、これは、初日の午前中の映像なのであります。
テレビなら、「このあと、絵本大学DTP部隊はとんでもないことに!!!」というテロップが出てCMというところ。
しかし、この後、写真など撮っている場合でなくなり、デジタルカメラは回っていないのであった。
すべては私の手際の悪さのなせる技だと、認識してはおります。
(;^-^ゞ
「ま、まにあわね〜!」
「オシャカサマたすけて〜(かぼそい悲鳴)」
「お、おちたー!!!」
「かたまった〜!!!!」
「ノートンせんせ〜!!!」
「タイプ2のエラ〜!!げぶほっ」
「天は我々を見放した〜(『八甲田山』神田大尉の無念慟哭ふうに)」
「生きてりゃ(保存してあれば)何とかなる!(『もののけ姫』のオトキさんふう)」
「野を返せ! 山を返せ! 里を返〜せ〜ぇ〜!(失われたファイルへの悲痛な呼びかけ) うああああああ!!!!(佐渡から帰ったタヌキふう)」
という声が山犬の遠ぼえのごとく、夜のしじまに響きつづけたのであった。
(TT; )( ;TT) オロオロ

数時間経過。もうシャッター音にも気がつかないのであった。

状況がいよいよせっぱ詰まっているというのに、私のどこかずっこけた悲鳴をT.Mさんは聞かされつづけ、さぞ、足を引っ張られたことであろう。
ごめんなさい。
(;-_-ゞ
T.Mさんは、仕事だけでなく、食事の合間などでは絵本のこともいっぱい教えてくださって、二日間、本当にありがとうございましたです。重ねて御礼申し上げます。

弟の航志氏。険しい表情で苦戦中。

……4-2に、つづくっ。
……………くぉ……。

*お知らせ*
「絵本大学inぱふ」の卒業論文集、引き続き私ども遊絲社が、鋭意製作中です。
高山先生にも喜んで寄稿していただき、ぱふのT.Mさんの秘書としての一年間、受講者の方々の大学での思い出や絵本に対する熱い思い、お母さんがたの絵本を介した我が子との触れ合いなど、盛りだくさんの内容となっております。また、受講者のアンケート企画「私たちの絵本ベスト5」は、もうひとつの読みどころです。
しかも、表紙は、とよたかずひこ先生の“ももんちゃん”だっ!!
もちろん私も、私の弟も、しっかり寄稿しております。



2003年3月6日  溝江純

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